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その３。

*…グラウンドで…*

芸術点が高いのはどっちだ！？ 可愛らしい手つきが決め手でこの勝負はボリスの勝ちかな？

「そこで俺はこう、ぐいっと引き寄せてすかさず一本背負いで投げ飛ばしてやったわけだ」 「それってサッカーじゃないですよ！」

「俺がちょっと小柄だからってナメんなよ！」 (誰もそんなこと思ってませんよ…)

「どう？今の男らしい俺サマ見てくれた？まだまだ若いのには競り負けないよ！」 「アイトール、ステキー！」

「マジでマジで。こんなに大きいんだよ」 「えー、ウソだろー」

「ホラ。あそこ見てみ」 「うわー、ホントだ。大きいなぁー」 「あんな大きいものグラウンドに放置していていいんですか！？」 (でっかいなー)

「これくらいあったんだよ。このボールの大きさくらい」 「えーっ！いいなぁ〜俺も見たかったな〜、残念〜」 「ああ！見逃した！悔しい！」

「いなくなって良かったね〜」 「あんなのがグラウンドにいたら怖くてサッカーできねぇよなー」

「ああ〜怖かったわ〜」 「しっかりして！もういなくなったわよ！」

その４。

*…紅白戦…*

さぁ、怖いものがグラウンドからいなくなったところで 試合をするぞ！

(お前ら真面目に練習しろよ…)

さぁ、いい汗かいたところで、このあとは今日の反省会の時間です！

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