2004/8作成

★Mikel Alonso★
2004年1月にヌマンシアへレンタル
*…Numanciaのセグンダ優勝、1部昇格に貢献…*
20040626DV & 20040630RS

--屋根なしバスの上にいるミケルを見るのはこれで昨年に引き続いて2度目ですね。
「俺ってラッキーボーイなのかな。俺の在籍したチームの成績を見るとちょっと凄くない(笑)?ヌマンシアでのことはこれから先も忘れることはないよ。凄くいい体験が出来た。違うカテゴリーを知って、素晴らしい人たちに出会えて、落ち着いた町で快適に過ごせて、何よりも昇格っていう最高の結果も残せたし。これ以上のことは望めないよ」

--1年前のドノスティアとは違いますか?
「ソリアの人たちにとって一部に昇格出来た喜びは、他のチームが優勝したときの喜びよりも大きいんじゃないかな。新しく迎えるシーズンには、レアルマドリー、バルセロナ、バレンシアと対戦するんだよ。町の人たちにしてみると、信じられない出来事なんだ。皆、道でも祝勝イベントでも、熱狂してたよ。ソリアは小さい町だからね。俺たちは彼らにとってちょっとしたヒーローだよ」

--レクレアティーボ戦で決めたゴールが昇格の決め手となりましたね。その瞬間どんな気持ちでしたか?
「言葉でいい表すのは難しいよ。あらゆる感情を感じていながら、何も感じていない見たいな感じ。感極まっていたよ。それに、あの日芝生が濡れていたから、ゴールの後ダイブしたんだ。チームの皆にやれっていわれてやったんだけど、気持ちよかったよ!俺のこれまでのゴールの中でも、最も大切なゴールの一つだよ。もちろん、ラ・レアルで初めて決めたアノエタでのオサスナ戦のゴールも大事なんだけどね」

--でも悪い時期もありましたよね。
「うん、その通り。1月にここに来て、5試合をスタメンでプレイしたんだ。だけど、ウォーミングアップの最中に、第5中骨を折ってしまって、手術をすることになったんだ。1ヶ月間ドノスティアでリハビリをしてた。でも幸いにも、非常に順調に回復したんで、ソリアに戻ってから最後の10試合に出場することが出来た。昇格できたことが、これまでの嫌な思いを全部水に流してくれたよ」

--逆に昇格を決めたヌマンシアを離れなければならないのはつらいんじゃないですか?
「初めから6ヶ月という期間限定のプレイで、6月にはラ・レアルに戻るってことは判っていたからね。でも、やっぱり悲しい気持ちはある。こんな大きな喜びを分かち合った仲間たちと別れなきゃならないんだからね。何もかもがあっという間の出来事だったしね。昇格争いをしていたと思ったら、市庁舎の上で祝勝会でしょ。そして気づいたら家にいるんだ。車でドノスティアに戻ってくるとき、またいつかチームメイトたちに会える日が来るのかなって思ってた。だけどこれがフットボールだからね。でも正直なところ、しばらくは抜け殻状態だったよ」

--落ち込んではいられませんよ。次のシーズンにはラ・レアルとともに再びロス・パハリトスに戻ることになるんですから。
「またそこでプレイできることはすごく楽しみにしてるんだけど、それでもやっぱり寂しいよ」

--1月、チャンピオンズリーグを戦っている最中にチームから抜けて、セグンダのチームに行くことに抵抗はありませんでしたか?
「それについては何度も考えた。ここを離れるのは初めてのことだったし、簡単には決断できなかった。でも勇気を持って前に一歩進むことが必要だったんだ。ソリアでは試合に出場できて、いい結果も残すことが出来た。決断して良かったと思ってる」

--ところで、コバレダはよく知ってますか?
「行ったことはないけどソリアから40キロ程の場所にあることは知ってる。風光明媚な場所だって聞いてるけど、休暇に行くわけじゃないからね。しっかりトレーニングをして、体力を蓄えないと。あちこちを見て回る余裕はないと思うよ。ただ、気候がソリアと似てるはずだから、とても暑くなるはずだよ」

--トップチームとのプレシーズンはこれで3度目になりますね。
「そうだね。セーフェルトに2回行ったけどいい経験だった。身体を作るための期間だから、一日中トレーニングするんだ。それも非常に過酷な内容のね。でも俺はそんなに苦に思わなかったよ」

--ラ・レアルではピボーテでプレイしていましたが、ヌマンシアでは様々なポジションをこなしていました。
「最初はピボーテだけだったんだ。だけど、後になってトップ下も負かされるようになった。でも、小さいころにそのポジションでプレイしていたから問題はなかったよ。最後はPulidoとドブレピボーテをしてたんだけど、上に上がれる自由もあった。そのおかげで最後の試合の得点が生まれたんだ」

--来シーズン、カンテラを重用していきたいというクラブの方針についてはどう思います?発奮する材料になるんじゃないですか?
「いや、むしろ慎重に捉えたいと思ってる。簡単には実現する方針じゃないだろうから。地元出身の選手だけでチームが組めればそれがベストだと思う。だけど、今のフットボールのレベルを考えると難しいし、結果を求められるのが時代の流れだから。そうなればいいと思うんだけどね」

--兄弟並んでプレイするんでしょうか?
「今のところ、そうなりそうだけどね。あんまりそのことにはこだわってないよ」

--シャビが移籍することであなたの出番が増えるというのは運命のいたずらなんでしょうかね。この状況についてはどう感じてます?
「シャビはこの2年間、高いレベルのプレイをしてきた。いろんなクラブが彼に関心を示すのは当然だと思う。はっきりしてるのは、出番の少ない選手が試合に出たいと思ったら、多くの選択肢が必要だってこと」

--アモロルトゥと知り合ってからもう7年経ちますね。レサマでコーチをしていた彼が、アンティグォコにいたあなたをビルバオに呼びました。結局1年でまたアンティグォコに戻って、1999年にはラ・レアルと契約するわけですが、あなたがビルバオに残らなかったことを彼は恨んでるんじゃないですか?
「それはないよ!そんな人じゃないよ、彼は。レサマで一緒だったけど、毎日顔を合わせていたわけじゃないし、直接指導されたことはないんだ。レサマに着いた日に施設を案内してくれたのを覚えてる。人当たりのいい印象だったよ、親切にしてくれたし。でもそれ以上の面識はないんだ」

--ヌマンシアでエイバルとは対戦しましたか?
「いや、ちょうど怪我をしていた時期だったんだ。だけど、エイバルで彼は素晴らしい結果を残したよね。アルメロ(エイバル)のプレイスタイルを変革して、凄く面白いプレイで俺たちを驚かせてくれた。彼に関してはいい話をたくさん聞いているよ。でもラ・レアルはまた別のチームだから、彼にとっては全てが新しいチャレンジになると思う」

--あなたが抜けてからのラ・レアルの成績についてはどんな意見を持っていますか?
「チームの持ってる力を出し切れずに、いい結果を残せなかった。おそらくCLの敗退が思った以上に影響したんじゃないかな。それにしても、残留を決めたことが過小評価されてる気がする。プリメーラに残留することは、凄く大きな意味があることなのにね」

--来シーズンはどのような意気込みで臨みますか?
「新しいシーズンに向けて凄く前向きな気持ちでいるし、期待もしてる。出来るだけたくさんプレイして、チームの役に立ちたいよ。でも今は身体を良く休めて、充電しないとね」

--最後にラ・レアルの来シーズンの展望をどのように予測しますか?
「今、プリメーラは非常に実力が拮抗してる。今季、セルタほどの実力のあるチームが降格したことがそれを証明してると思う。一番大事な目的は残留すること。それが確実になったら更なる目標を決めればいいと思う。一歩ずつ前進していかないといけないと思うんだ」

20040713 marca ***コバレダにて

--さしあたってプレシーズンの調子はどうですか?
「いい感じだよ。いい仕上がりになってきていると思うけど、実際のところはリーガが始まってみないと判らないけど」

--アモロルトゥのスタイルはどうですか?
「彼は質の高いフットボールがすきなんだ。いろんなアイディアを持っていて、それにしたがって俺たちは練習している。チームはそれに上手く順応しつつあるし、結果も伴い始めてると思う」

--個人的には何を目標としていますか?
「自分より実力の勝る選手がいることは判ってるので、目標はここに残ること。でも簡単にはプレイ出来ないと思ってる。去年と同様ね。俺のポジションは人が多くいるポジションだし、さらにアルテタのような素晴らしい選手がいるわけだから。でも毎年何が起こるか判らないからね」

--現時点ではシャビはまだラ・レアルに残っています。それはチームにとってどんな意味を持つことですか?
「チームにとって彼が留まる意義は大きいよ。彼がいれば去年よりさらに上を目指せるし、もっといいプレイが出来るはずだから。そうした面から言えば、もちろん彼は残ったほうがいい」

--お父さんと一緒のときはサッカー漬けの毎日ですか?
「家ではいつもフットボールについて話し合ってる。結局は家で試合を見て、それについて話し合ってっていう感じで。だけど、父は俺たちにアドバイスをするのは好まないんだ。各自がそれぞれの意見を持っているはずだからって。フットボールはずっと生活の一部だったけど、俺たちはその状態が好きなんだよ」

--お父さんの輝かしい実績はあなた達にとってプレッシャーになりませんか?
「それはない。シャビにとっても俺にとってもそんなことないよ。むしろポジティブなことだよ。だってそれがあったらからこそ俺たちはフットボールの姿を知ることが出来たし、伝わってくることもあったんだ」

--弟さんについてはどう思っていますか?周りの人たちは口を揃えて、彼は練習に集中していると言っています。
「その通りだよ。弟はしっかりしてるからね。実際、色々腹の立つこともあったのも確かだよ。だけどアイツは頭いいから、上手く対応してた。彼は自分が今はラ・レアルの一員であることを判っているし、また世の中には自分での力ではどうにもならないことがあるのも判ってる。彼はチームといい関係だよ。だからチームの一員として受け入れられてるし、何があっても俺たちは彼の味方なんだ」

--シャビがいるかいないかにかかわらず、ラ・レアルはどのような目標に向かって進むべきでしょうか?
「いろいろな目標があるだろうけど、一歩ずつ進んでいくべきだと思う。今はリーガの開幕に向けて気持ちを高めて、第1節を100パーセントで迎えること。ラ・レアルは大きな目標を掲げるべきではないと思う。初心に戻って一試合一試合を大切にする、それはクラシカルなやり方かもしれないけど、リーガとはそういうものだと思う。一定の位置をキープし続ける事は大事だよ」

--アモロルトゥに話を戻します。彼の言葉や戦術はかなり技術的で複雑すぎて、理解しにくいことはないですか?
「一部、難解な話があることは確か。でも彼のコンセプトはとても基本的なことだよ。チームは彼の意図をよく理解してるけど、それを実践するのが難しいんだ。彼のコーチングには凄く満足しているし、上手く機能するといいと思ってる」

--カルピンはフットボールの何が一番嫌かといったらプレシーズンの合宿だと言っていました。
「俺はそうは思わないな。楽しい面もあるよ。仲間たちと長い間一緒に生活出来ることとかね」
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