2004/8作成
ハグの真ん中がガリ君
★Gari Uranga★
20040625
2年プラスオプション1年で契約更改
Tolosa出身、1980/06/21生まれ。182cm68kg、フォワード。
02-03シーズンはエイバルへ、03-04シーズンはヘタフェにレンタル。
*…レンタル先のGetafeの1部昇格に貢献…*
20040609 DV***1部昇格を決める直前のインタビュー

--ヘタフェではこれ以上ないくらい、上手く行ってるんじゃないですか?
「始めは慣れるのに手間取ったよ。だってIbarraとトロサの町から離れたことがなかったんだから。でも、ここで友だちも出来たし、いい人たちと知り合えた。一人でGetafeSurのピソに住んでるんだけど、そこは寝るためだけに帰る場所になってる。いつも同僚のIvan Amayaと彼の友人たちと一緒にいるんだ。彼らにはすごく良くしてもらってる」

--9月の時点でこんな経験をすることになるとは、誰も考えていなかったでしょうね!
「俺たちの快進撃を期待して人はほとんどいなかったけど、ふたを開けてみたら実力のあるいいチームだったんだよ。3ヶ月以上も負け知らずだし、2位につけてるし、きっと上に上がれるって俺たちには自信がある。さらにラッキーなことに、最終節まで昇格争いを演じることが出来るんだ。ここの人たちは俺たちなら1部に上がることが出来るって信じてる。だってこれから対戦する2チームは、特に何かがかかってるわけじゃないエイバルとテネリフェだからね」

--しかし相手もボーナスがかかったプレイになります。
「でも俺たちほど大きなボーナスがかかってるチームはいないよ。エイバルは順位を大きく落としてしまっているし、俺たちは確実に勝ちに行く。ここで勝てたら、テネリフェ戦は引き分けでも俺たちには十分なんだ」

--ヘタフェのような町ではフットボールはどのように盛り上がっていますか?
「ここには18万人が住んでるんだ。ドノスティアと同じくらいだよ。でも、ほとんどの人がマドリーかアトレティコのファンなんだ。最初の頃は、3000人観客がいるかいないかだった。でも、この間の試合では、スタジアムに12000人以上も詰め掛けてくれて、今やチケットを求めて押し合いへし合いしてるよ。皆、プリメーラに上がることを強く望んでるんだ」

--あなたたちはヒーローなんじゃないですか?通りでも呼び止められるでしょう?
「マドリーでは滅多にないけど、ここでは町の人たち皆が俺たちのことを知ってるんで、道で会えば励ましてくれるよ」

--ラ・レアルを離れるとき、このような状況を想像してましたか?
「正直に言って全然。プレシーズンをラ・レアルと一緒に過ごして、セーフェルトにも行ったけど、でも最終的にはちょっと宙ぶらりんな状態になってた。レンタルに出されるだろうことは薄々感じていたけど、どこだかは判らなかった。決まらないまま日にちだけが過ぎていって、そこにヘタフェの話が来た。もうシーズン開始まで2週間を切っていて、かなり悲観的になっていたんだけど、俺のフットボール人生ってこんな感じだから。簡単にいくことのほうが少ないんだよね」

--監督のJosu Uribeがあなたの大きな支えになってくれましたね。
「監督は俺を凄く信頼してくれたんだ。俺はチームの中で一番若い選手だったのに、最初から俺を信じて使ってくれた。監督の話だとエイバル時代に俺の事を見て、気に入ってくれてたんだって。そしてクラブとも良好な関係を築けたし、きっと上手く行くときは全てが上手く行くんだろうね」

--もしも昇格が決まっても、ヘタフェを離れなければならないとしたら残念なことですね。
「まだ戻れるって確定したわけじゃないし、若い選手がプレイするのは難しいと思うんだ、ラ・レアルでは。ましてやフォワードだとね。今23歳で、俺はもっとプレイがしたい。もしも、ヘタフェが俺に1部でもプレイ出来るチャンスを確実にくれるんだったら考えるよ、いろいろと。ここには俺を必要としてくれる人たちがいて、残ってくれって言ってくれる。自分の存在価値が感じられるんだ、すごく。フットボール選手にとって、これ以上最高なことってないよ。ラ・レアルには戻りたい。俺のクラブだし、家族もいる。だけど、物事はそう簡単には決められないんだ。良く考えたいと思ってる。お金とかそういった問題じゃない。ラ・レアルに戻ってもプレイできないんじゃ意味がないんだ」

--Uribeはあなたを一緒に連れて行きたいといっていました。
「彼が誰とサインしたのかも、どこに行くのかも俺はまだ知らないよ。だけど、彼は俺のことを買ってくれていて、新しいところに移ったとしても一緒に連れて行きたいって言ってくれたんだ。でも実際のところは、ヘタフェで1部でプレイするというチャンスを俺に与えてくれるのは、監督じゃないんだ」

--レンタルされていたこの2年間で得たものとは何でしょう?
「Ziarreta(02-03、エイバル時代の監督)のものではたくさんのことを学んだ。何回も彼には怒られたけど、彼は偉大な監督だと思う。彼は選手の持てる力全てを引き出そうとするんだ。そして、全試合にスタメンで出られる状態でいることを要求される。ヘタフェではプレイの質を高めることが出来たと思う。俺たちはセグンダでもっともボールポゼッションが高いチームだったんだ。それは選手としての成長にも反映してると思う」

--フォワード、ミッドフィルダー、サイドハーフ…。フィールド上のあなたの本来のポジションはどこなんでしょう?
「はっきりとこれだっていう決まったポジションがあるわけじゃないんだ。でも一つ言えるのは、フォワードでプレイすることが多いんだけど、決して点取り屋ではないってこと。なので、どうしてもポジションがちょっと下がり気味になる。いずれにしても、俺はどこでもプレイできると思うし、オールラウンドプレイヤーだと思ってる。昔からトップ下は性にあってると感じていたけど、今季は両サイドでも気持ちよくプレイが出来た。このチームには左サイドハーフがもう2人いて、彼らは1部と2部での経験も豊富なんだ。でも俺も、今季何回もそのポジションでプレイして、そんな悪い出来じゃなかったよ」

--そうは言っても、チーム3番目の点取り屋ですよ。
「チームに合流するのが遅れて、最初の10試合出れなかったことを考えると、悪い数字じゃないよね。5ゴール、5アシストにPKが1つ。いい数字だと思うけど、それも昇格が決まってこそ意味のある数字だと思う」

--過去のつらかったことも、今年の内容が全て洗い流してくれるんじゃないですか?
「外に出た今となって、フットボールの真実が見えた気がする。ホント、これまで悪いことが続いてた。フベニルの最後の年に23ゴールをあげて得点王になったんだ。だけど、サンセに上がった途端、脛骨にヒビが入って治療に半年かかった。トロサにレンタルに出されて、プレイが出来るかと思ったら、再び骨折。1シーズンふいにしたけど、その時はSalva Iriarte(94/11/23-95/11/25の間のラ・レアル監督)が俺のことを信じてくれて、契約を2年延長してくれた。すごく助かったよ。そして、トシャックの下でプリメーラにデビューしたんだけど、その後の2年間はレンタルに出されてた。でもこの経験は凄くためになったと思う。レンタルに出されているときには、プレイするだけじゃ駄目なんだ、アピールすることが出来ないと意味がないんだ」

--アモロルトゥがラ・レアルと契約しました。これについてはどう思いますか?
「個人的な面識はないんだけど、エイバルにいる友人たちからはいい人だって聞いたよ。礼儀正しくて、用意周到な人だって。楽しいプレイをしようと心がけていて、全員にチャンスを与える人らしいね。それにカンテラの人間にとっては、地元の人が監督になることは歓迎すべきことだよ」

--最後に、ロレン(アシスタントコーチ)は同じ町の出身。フィジカルコーチのアスルサはトロサの人です。ラ・レアルに戻るに当たって、心強い味方なんじゃないですか?
「それは関係ないよ(笑)。彼らのことは良く知ってるし、仲もいいよ。ロレンはここ数年スビエタで一緒だったし、アスルサとは家族を介して知り合いなんだ。でも親しさがメリットになるとは必ずしも限らないからね。だけど、彼らがトップチームにいることは嬉しいよ」

--1980年生まれの世代はあなただけになってしまいましたね。(グルチャガ、アルベルディ、ブラスケス、アソレイ、ウガルテ等)
「この間もそのことについて考えてた。俺の世代には凄くいい選手がたくさんいたんだ。だけどちょうど上に上がるには難しい時期で、扉が閉ざされてたんだ。今は下部組織から上に上がるのはもっと容易になってるんじゃないかな。俺たちの世代はセビージャに勝ってフベニルのチャンピオンになった。そしてサンセをセグンダBに昇格させた。だけど、トップチームには定着できなかったんだ」

--最近のアスティアサランやアモロルトゥの話を聞くと、カンテラの未来は明るいのではと思えますが。
「俺の夢は、ラ・レアルでプリエトやマルケル、ガリードのような連中とプレイをすることなんだ。チャンスが与えられるべき実力を持った、全てのラ・レアルの若手たちとね」

--あなたの場合、フォワードにはニハトとダルコがいます。ポジション的には厳しい戦いが待ってますね。
「ラ・レアルにはAldridgeの時代から、外人をトップで使いたい傾向があるんだ。ダルコやニハトといった外人がいることを悪いことだとは思わない。彼らはちゃんと結果を出して存在意義を主張してる。だとしたら、同じポジションに3,4人いれば十分ってことになるよね」
 
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